東京エリアの情報

江戸時代から日本の中心として発展を続けてきた東京都は、特別区の23区と26市5町8村の行政区域で構成されている。政治・経済・文化などさまざまな分野で日本の心臓であり、全国最多となる約1405万人が住まう。日本列島のほぼ中央にあり、関東地方南部に位置する。太平洋上に浮かぶ伊豆諸島などの火山群や小笠原諸島も東京都に属しており、西部山岳エリアには標高2000mを超える雲取山があるなど、バラエティに富んだ地形が特徴。

東京23区から多摩東部と伊豆諸島は太平洋側気候、多摩西部は中央高地式気候、小笠原諸島は南日本気候に属する。年平均気温は約15℃、都心部の年間降雨量は1500mm前後。

6月下旬～7月中旬頃までは梅雨。夏季は30℃を超え、高温多湿。明け方の最低気温が25℃以下にならない熱帯夜が増加している。

12月以降は低温となり、コートが必要。年に1～2回、雪が降ることもあるが、積雪になることはまれ。北西の季節風が強く乾燥した晴天が多い。

東京都のスゴいところ3選

道の起点となる日本橋

江戸幕府は、東海道・甲州街道・奥州街道・日光街道・中山道を整備。慶長9(1604)年に起点として日本橋が定められた。現在では国道1、4、6、14、15、17、20号が日本橋を起点としている。
世界一の乗客新宿駅

1日の平均乗客数約353万人(2017年)と世界一でギネス世界記録に認定。JR山手線、総武線、中央線、湘南新宿ラインのほか、私鉄や地下鉄も乗り入れている。
ソメイヨシノ発祥の地

東京都の花に指定されているソメイヨシノは東京生まれ。江戸時代中期に江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木職人らが売りに出した「吉野桜」が始まりといわれている。

東京都のイベント・お祭り・行事

江戸三大祭り

江戸時代から伝わる「神田祭」(神田神社)、山王祭(日枝神社)、深川祭(富岡八幡宮)の三大祭り。江戸の町人は、「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」と称したという。
隅田川花火大会

毎年7月に隅田川沿い(台東区浅草・墨田区向島周辺)の河川敷で開催。享保18(1733)年「両国の川開き」で打ち上げられた花火が起源とされる。約2万発が打ち上げられ、100万人もの人でにぎわう。
東京マラソン

2007年にスタートしたマラソン大会。毎年3月に開催される。2013年の大会からワールドマラソンメジャーズに加入し、世界の主要マラソンのひとつになった。2023年大会の出場者は3万8423人。
西の市

開運招福・商売繁盛を願うお酉さまは、武蔵国足立郡花又村(現在の足立区花畑町)にある花畑大鷲神社に起源があるとされている。市では縁起熊手、福財布、破魔矢(あたり矢)などが授与される。