千葉エリアの情報

関東平野の一部をなす千葉県は、東と南を太平洋に、西を東京湾に囲まれた半島で、総延長530kmを超える美しい海岸線を豊かな自然に恵まれた地。温暖な気候は多くの農産物をもたらし、変化に富んだ漁場ではさまざまな魚介類が水揚げされている。観光スポットが数多くあり、新鮮な魚などグルメを楽しめるのも大きな魅力だ。成田国際空港や幕張メッセ、東京ディズニーリゾート、東京アクアラインなど、日本を代表する施設も多い。

「平らな県」として知られる平坦な地形。県最高峰愛宕山の標高が408m。47都道府県で最高標高地点が500m以下なのは千葉県だけだ。山があるのは県南部房総半島。北部一帯は下総台地と呼ばれるエリアで、標高は20～50mのなだらかな土地。

東京海岸や内陸部の夏はかなり暑くなるが、太平洋岸は海から涼しい風が吹き付けるので、それほど高温にならない。

県北部は「筑波おろし」といわれる北風が吹いてかなり寒くなる。沿岸部は暖流である黒潮の影響で極端に寒くはならないが、特に南房総は、霜が降りることがないので真冬でも露地野菜や生花の生産ができる。

千葉県のスゴいところ3選

日本一の水揚げ高を誇る漁港がある

銚子港は10年連続で水揚げ高第1位。銚子港の沖合は黒潮(暖流)と親潮(寒流)がぶつかる潮目にあたることから、多品種の魚が取れ、国内屈指の好漁場となっている。
日本一大きな石製大仏座像

鋸山の日本寺にある薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)は一枚岩に彫刻した大仏で高さ31.02m(奈良の大仏の2倍以上)。原型は1783年に3年かけて岩山を彫刻したもの。
日本の有数の国際空港がある。

昭和53(1978)年、新東京国際空港として開港。平成16(2004)年に民営化して「成田国際空港」に改称された。3つのターミナルを擁し、国際線旅客数、発着便数など国内最大。

千葉県のイベント・お祭り・行事

佐原の大祭

毎年夏と秋に行われる関東三大山車祭りのひとつ。お囃子の音とともに、総ケヤキづくりの本体に重厚な彫刻を施し、上部に4ｍもの人形に乗せた山車が何台も町を練り歩く。ユネスコ無形文化遺産に認定。
成田祇園祭

成田山新勝寺の祭礼「成田山祇園会」と、周辺の町が一体となって行われる夏祭り。10台の山車と屋台、神輿が練りだし、お囃子に合わせて若者たちが威勢よく踊る様迫力満点。見物客は約45万人。
大原はだか祭り

9月23、24日にいすみ市大原で行われる江戸時代から続く祭り。五穀豊穣と大漁を願って、さらしに股引き姿の男たちが神輿を担いで海に入り、神輿を上下も動かしながらもみ合う「汐ふみ」は迫力満点。
茂原七夕祭り

毎年7年に茂原駅周辺商店街で行われる七夕祭りで、80万人もの来場者でにぎわう。市民が多数参加する「もばら阿波おどり」や「YOSAKOI鳴子おどり」など数多くのイベントと華やかな飾り付けが人気。