京都エリアの情報

「千年の都」京都市を筆頭に、26市町村からなる京都府。全体的に山がちの府で、京都、福知山、亀岡など盆地が点在して都市となっている。東は滋賀県と接しており、琵琶湖から流れ出た水は宇治川として府内を流れ、大阪府との境でもある大山崎で桂川、木津川と合流して淀川となる。北は丹波高地、丹後山地となり、日本海にいたる。舞鶴港は日本海有数の港であり、海軍の基地としても栄えた。

京都盆地をはじめとして、府内では山あいの盆地に町が作られることが多いため、夏冬の寒暖差が大きく、秋の早朝には霧が発生しやすい。日本海側には丹波山地に湿った季節風が吹く。

【夏】山がちな地域のためフェーン現象が起こりやすく、熱い空気が町に吹きこむ。京都市にはいくつもの川が流れ、周囲には琵琶湖もあるため高温多湿の碑が続く。

【冬】盆地には冷気がたまり、風もあまり吹かないので大阪や神戸などと比べて厳しい寒さとなりやすい。北部は日本海に面しているため雪が多い。

京都府のスゴいところ3選

国宝、重要文化財となった建築物数

太平洋戦争で大きな被害を受けなかったことから、京都には重要な建築物が多く残る。国宝が52件、重要文化財は247件（令和4年現在）もあり、その大半が京都市に集中している。
水力発電所発祥の地

明治時代に琵琶湖から京都市内、宇治川へと引かれた琵琶湖疏水。
京都市左京区には、日本初の本格的な水力発電所である蹴上発電所が取りつけられ現在も稼働中だ。
京野菜の産地

神社仏閣が多く精進料理が発達した京都では昔からさまざまな野菜が栽培されてきた。加茂なすや九条ねぎ、万願寺とうがらしなど、京都から各地に広まって定着した京野菜も多い。

京都府のイベント・お祭り・行事

祇園祭

古くは祇園会と呼ばれた、八坂神社の7月の例祭。貞観11（869）年、疫病の退散を願って神輿を送ったことにはじまる。神輿渡御と山鉾巡行には特に多くの人ーが集まる。
葵祭

1500年も続く京都を代表する5月の祭。正式には賀茂祭といい、源氏物語にも記されている。京都御所を出発した行列は下鴨神社へ、さらに上賀茂神社へと向かう。王朝絵巻さながらの優雅な行列だ。
五山送り火

毎年8月16日に行われる五山送り火。盆が終わり、帰ってきた精霊を再びあの世へと送る行事で、京都市内の6つの山に点火される。なかでも東山如意ヶ嶽に灯される大文字送りが有名。
時代祭

毎年10月に行われる平安神宮の大祭で京都三大祭りの最後を彩る。明治維新を先頭に平安遷都まで遡る、8つの時代、20の行列が町に連なる。