山形エリアの情報

東北地方の日本海側に位置する山形県。数々の名峰に囲まれ、県の中央を最上川が流れる豊かな自然が魅力で、俳聖松尾芭蕉をも魅了した。川沿いに南から置賜地方、村山地方、最上地方、庄内地方の4つの地方に大きく分けられる。方言や郷土料理などそれぞれ異なる文化を形成しているので、その違いを楽しみながら観光するのも楽しい。フルーツ王国として認知されており、なかでもさくらんぼは全国生産量の7割を占める。

盆地特有の内陸気候の影響で、夏は蒸し暑く、冬は寒い地域がほとんど。昼夜の気温差も激しい。酒田や鶴岡などは日本海側気候に属し、夏は穏やかで冬は厳しい寒さが続くことが多い。

【夏】盆地にある町では連日猛暑になることが多い。なかでも山形市は平成19（2007）年までの74年間もの間、日本の最高気温の記録を塗り替えられることがながったほど。

【冬】置賜地域や庄内地域、村山地域の北部は豪雪地帯。山形市中心部は積雪は少ないものの、積雪地域と同程度の気温まで下がる。

山形県のスゴいところ3選

サクランボ収穫量日本一

サクランボの国内生産量の7割以上を占める山形県。寒暖差が激しい気候に加え、台風があまり上陸しないなどの条件が適した要因とされる。高級ブランド「佐藤錦」も山形発祥。
芋煮への情熱

芋煮会は9月下旬～9月上旬に河川敷に鍋や材料を持ち寄って行われる県民には欠かせない年間行事。この時期になると鍋やゴザなどのレンタルと食材のセットがスーパーなどで販売される。
国内初の学校給食

明治時代に山形県鶴岡町（現･鶴岡市）の大督寺内にある私立忠愛小学校が貧困児童を対象に無償で支給したのが学校給食の始まり。跡地がある大督寺には記念碑が立っている。

山形県のイベント・お祭り・行事

山形花笠まつり

年内各地で行われる花笠祭りの中でも最大の祭り。例年8月5日から7日に開催され、笠を持った踊り手たちが、掛け声とともに花笠音頭に合わせて大通りを進む。
天童桜まつり

将棋のまち天童市で一番盛り上がりを見せる祭りのひとつ。毎年4月に開催され、甲冑や着物姿に身を包んだ武者や腰元たちが将棋の駒となり、プロ棋士たちが対局を行う「人間将棋」が行われる。
新庄まつり

8月24日から26日に新庄市で行われる山車祭。起源は江戸時代にまで遡る豊作を祈願するお祭りで、極彩色の山車行列がずらりと大通りに並ぶ様子は圧巻のひと言だ。
日本一の芋煮会フェスティバル

山形が誇る芋煮会文化を世界に発信するために開催される秋の一大イベント。6.5mの大鍋と重機を用いて約3万食分の芋煮を一気に調理する光景は全国的な知名度を誇る。