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通称「豊川稲荷」と呼ばれているが、神社ではなく曹洞宗の寺院で、正式名は妙厳寺。稲を荷ない、白狐に現れたという霊神を祀る。室町時代の創建以降、戦国武将や文人の信仰を集め、福徳開運の善神として人気も高い。広大な境内には、豊臣秀吉の念持仏と伝えられる不動明王と文殊菩薩が祀られた万堂（禅堂）など、90余りの塔やお堂が建ち、霊狐塚には祈願成就のお礼として奉納された大小1000ｍの狐像が並んでいる。参拝者の願い事が書かれたのぼりは、数の多さを表す千本のぼりと呼ばれる。