岩手エリアの情報

本州一の広さを誇り、東西にふたつの山岳地、北上高地と奥羽山脈を擁し、その山岳地に挟まれる形で盆地平野が広がる。県内は大きく4つに分けられ、山・海、歴史ある遺跡群、民話、温泉などそれぞれ異なる特徴をもっているため、ひとつの県のなかでさまざまな楽しみ方ができる。また、宮沢賢治や石川啄木などの詩人が生まれた土地としても有名。首相の輩出数が都道府県堂々の3位という輝かしい成績を更新中。

岩手県は南北に長い楕円形のような形で、内陸部の大部分は山岳丘陵地帯で占められ、西側には奥羽山脈、東側には北上高地が広がっている。そのふたつの山の間を北上川が流れ、その流域に平野が広がっている。

猛暑日を記録するほどの暑さとなることもあるが、最低気温が25℃以上の熱帯夜になることは稀。内陸部は湿った南風の影響により、夜間は曇りとなることが多い。

内陸は1日の寒暖の差が大きく季節風の影響を受けて雪が多く降るが、沿岸部は比較的雪が少ない。また、内陸の平野部や沿岸では晴天となることが多い。

岩手県のスゴいところ3選

びっくりドンキー発祥の地

ハンバーグでおなじみのファミリーレストラン「びっくりドンキー」の原点になった店「べる」は盛岡市にあり、今も営業している。店内には当時のメニューが飾られている。
ビールの原料ホップ生産量日本一

県内陸部の町、遠野市。半世紀以上前からビールの主原料であるホップを生産しているが、栽培面積が実は全国1位。大手ビール会社、キリンビールでも使用されている。
大谷翔平を生んだ野球王国

大谷翔平(エンゼルス)、菊池雄星(ブルージェイズ)、佐ー木朗希(ロッテ)、剛速球投手として知られる3人は岩手出身。好投手が多い理由のひとつに中学時代からの育成方法が挙げられている。

岩手県のイベント・お祭り・行事

チャグチャグ馬コ(うまっこ)

あでやかな飾りつけとたくさんの鈴で装飾された100頭ほどの馬が滝沢市の蒼前神社から盛岡市の八幡宮まで14kmの道のりを行進する祭り。馬が歩くたびに鈴が“チャグチャグ”と鳴ることが祭りの名前の由来。
いわて雪まつり

みちのく5大雪まつりのひとつで、毎年約30万人の観光客が訪れるビックイベント。期間中は花火やステージショー、雪像など見どころがめじろ押し。開催地は雫石町・盛岡市・滝沢市で毎年2月に開催。
盛岡さんさ踊り

盛岡市で毎年8月に行われる夏祭り。藩政時代から伝わる盆踊り「さんさ踊り」は4日間で約250団体、約3万6000人の参加者が集い、太鼓を叩きながらあでやかな衣装で踊る姿は見応え十分。
花巻まつり

430年以上の歴史と伝統を誇る花巻市の祭り。毎年9月に行われ、各町内から山車が繰り出し、100基以上の神輿、昔から踊り継がれてきた鹿踊・神楽権現舞など花巻の伝統文化が披露される。