白川郷合掌造り集落

日本の原風景、農村の文化や暮らしを感じる

険しい山々に囲まれた白川村は、日本有数の豪雪地帯で、かつては冬季に閉ざされる秘境とも呼ばれていた。今では交通網も整い、東海北陸自動車道（白川郷IC）からアクセス可能。雪に包まれた冬の白川郷には幻想的な景色が広がる。三角の茅葺き屋根で知られる合掌造りの家は、積雪が多く重い雪が降るこの地の自然状況に適した構造。荻町城跡展望台から集落を一望でき、国の重要文化財である和田家など、内部見学可能な合掌造りの家もある。世界遺産への登録では、建物や景観だけでなく、厳しい自然の中で必要とされた住民同士の助け合いが高く評価されたといわれている。